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カルチェ・カルティエ問題(外来語の発音について)
  昨日「ピッツア マルゲリータ」と「カクテル マルガリータ」問題を解決した私(私が解決したわけではないですが)、今日は昨日の続きなのでこっちを先に読んでください。

 外来語について書きたいことが残っているといった今日のテーマは「カルチェ・カルティエ問題」です。



 だいたい元々外来語をカタカナ表記するときに、原語の発音を日本語の50音できちんと表現しきれるわけではありません。原因は特に日本語の母音の数(「アイウエオ」の5種類)が世界的に少ないせいだと思われます(実際には鼻母音などがあり、もう少し多い)。
その少ない母音で、外来語の元々の発音に近づけるべく仮名で表記するので原音とズレが発生してしまうのが一つ。特に古くから日本にある外来語は、生の外国語に接した人が少なかったし、外国語ができた人も現在より圧倒的に少なかったので、原音とはかなりズレている単語が多いのではないでしょうか。

 「ラジオ」なんてカタカナ表記だと「レイディオゥ」が一番原音には近いと思いますが、全然違う「ラジオ」になって、そのまま日本語として根付いています。(最初は「ラジオ」ではなく、「ラヂオ」と表記していたわけですが)

 それから元々は同一の単語でも、言語が変わると発音自体が変化するということがあります。
 男性の名前で、イタリア語「ミカエル」、英語「マイケル」、フランス語「ミシェル」、ドイツ語「ミハイル」などと変化します。北欧系の言語では「ミヒャエル」なんていったりもしますね。ネバーエンディングストーリーの原作者はカタカナ表記すると「ミヒャエル・エンデ」といったはず。元々キリスト教の聖人の名前を各国語で読むと上記のように変化してしまうわけ。



 長い前置きでしたがここからが今日の本題。高級ブランドのひとつに「カルティエ」ってありますよね。フランスの貴金属、腕時計メーカー。これ、昔みんな「カルチェ」って言ってたよね。

 ブランド物に無縁の子供時代、たぶん30年くらい前だと思います。テレビか何かから入ってなんとなく覚えた情報だと思うのですが、高級ブランド品っていえば「カルチェのライター」だったわけです。まあこれは直接関係はないのですが、喫煙率が高かったから「ライター」だったんだね。

 で、いつから「カルティエ」なんておフランスっぽく発音するようになったのか。でも「カルティエ」の方が「カルチェ」っていうよりは、はるかに高級感漂うわ。なあんて思いながら調べてみたら。

 みなさんおなじみのウィキペディアに正解があったのです。以下引用。
「1980年代後半まで日本市場では「カルチェ」と表示、発音されていたが、それ以降本国や英語圏市場での発音に近い「カルティエ」に統一され現在に至っている。」

 ですって。言われてみれば、確かにフランス語にカタカナの「チェ」に近い音はあまりない気が。簡単に解答が見つかりました。たぶん「カルティエ」側が高級感醸成のために打ったマーケティング戦略の一つだったんだなと。

 長年の疑問が氷解して今日もよく眠れそうです。

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